Breezin' /George Benson with Boss RC-10R
Breezin'/George Benson with Boss RC-10R
ジョージベンソンのブリージンを初めて聴いた時の衝撃は未だに忘れません。このアルバムは私が上京して間もなくの1976年の発売ですね。
イントロの一音目でやられました。ベンソンのギターにも圧倒されましたが、ハービーメイソンのドラムのノリが気持ち良すぎて、こういう世界もあるのだなぁと思ったことをよく覚えてます。
この頃に誕生した言葉が「クロスオーバー」多分、和製英語だと思いますが、R&B、ジャズ、ロックなどが融合して新しい音楽が生まれてましたから、クロスオーバーという言葉は的を得ていたかもしれませんね。それからしばらくしてフュージョンになって今ではこの曲はスムースジャズというふうにカテゴライズされているようですね。
16ビートとかアフターのノリ、という言葉もこの頃聞くようになりました。
それまでは、ハードロック小僧だった私は音楽の世界が一変したと言っても大袈裟ではないです。
この曲はキーDのコード進行がⅠ→Ⅵ→Ⅱ→Ⅴの延々ループで構成がシンプルなので、最近よくセッションでもやりますが、構成は簡単でも曲は難しいですね。
この曲をやるとだんだんモタってくるドラマーさんも多いです。
逆に気持ちよくこのノリを出せるドラマーさんは少ないです。
かくいう私も、この曲をやる度に自分の16分音符の粒の不揃いに愕然とします。ジョージベンソンのピッキングは完璧過ぎていつ聴いても勉強になります。スケールだったりコードトーンも大事ですが、まずは正確なリズムとタイム感だと強く思います。
なので家でもプラクティスとしてこの曲を毎日のように弾いています。
今回上げた動画はRC-10Rでバッキングトラックを作って演奏してます。
エンディングをフェイドアウト設定にしてます、そんなことも出来るんですよねRC10は。
あとリズムマシンのノリがなかなか良くて気に入ってます。