ギター放浪記(ワールド)リニューアル!!

還暦オヤジの海外での飛入りセッション体験やら ギター、エフェクター等の試し弾きなんぞをテーマにしたブログです。

Gibson SG Standard 66'S/Tomsonの話も。

Gibson SG Standard 66'S
私の1番新しいギターで今メインで使っているギターだ。
ロベンフォードが最近SGを使っているのをみて、ちょっと気になって
ショップで弾かせてもらったら、一発で気に入って買ってしまった。
値段もヴィンテージの割りには安く、迷うこともなかった。

抜群の軽さと弾きやすさが衝撃的だった。
特にこの軽さは特筆ものでジジイのうえに元々体力のない私には
本当にありがたい。
よく言われるヘッド落ちも全くない。

肝心の音であるが、リアの音が最高に良い。
やはりシングルでは出せないハンバッキングならではの
サスティーンの効いた甘い音がする。
エフェクターのノリも良い。
アンプを選ばず自分好みの音を出してくれるという点においては
お気に入りのストラトより優れていると思う。
フロントは残念ながらちょっと輪郭がはっきりしないボーとした音で
今後もあまり使うことはないかもしれない。
YoutubeにUPしているので参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=RMJ_2ZnbQds


ちなみに私が最初に手に入れたギターもSGである。
高校1年の終わりぐらいだから40年も前の話である。
グレコでさえ高級品だった頃で当然ギブソンが買えるわけもなく、
トムソンというバッタモンメーカーものだった。
ロゴがギブソンそっくり、マークもあったっけ?
まあ、40年前は日本もチャイナ真っ青のコピー大国だったということなんだな。
このメーカー、二光通販というところが扱っていて、
たしか1万2千円くらいの値段だったと思うが、
10回分割で売るという、40年も前に
マイクロファイナンスのハシリのような事を
既にやっていた会社なのである。
おかげで、私のような金のない高校生でも買えたのは有難かった。
ボディはベニヤの合板が透けて見える何とも安い作りだったんだけど、
音は、友人のグヤトーンのヘンなギターなんかより全然まともで
割と満足してた記憶がある。

そのトムソンをどうしたのか全く記憶がない、誰かに譲ったのであれば
もしかして残っているかもしれない、もし残っているなら
会ってみたいと思う。
会うという言葉を使うのが自然なように、
ギターはやはり単なる物ではないと思う。
そのトムソンより今持っている本物の方が
10年近く古いのだからなにか感慨深いものがある。

f:id:grooveshot:20130621131531j:plain

f:id:grooveshot:20130703172059p:plain