ギター放浪記(ワールド)リニューアル!!

還暦オヤジの海外での飛入りセッション体験やら ギター、エフェクター等の試し弾きなんぞをテーマにしたブログです。

Fender Telecaster Thinline 72

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72年のテレキャスシンラインを入手しました。

私はシンライン独特のサウンドホールがなぜか大嫌いで一生モノにすることはないと思っていたのですが、大好きな音の前にはアバタもえくぼでございます。

これは72年のストラトを調整に出した時に、「こんなの入りましたよ」と悪魔のささやきに乗せられて試奏したのが運のつき、いっぺんに気に入り、また値段設定もビンテージ専門店にあっては安く感じてしまう絶妙な設定だったこともあり買ってしまいました。

ピッキングのニュアンスを確実に表現してくれ、強く弾けばギラギラと元気な音で鳴ってくれます。フロントはマイルドでいてエッヂのきいた音でもあります。その辺はギブソンのハムとは全然性格が違う感じです。しかし、このピックアップ、ギブソンのPAFを作った人なんですね。フェンダーからはああいう音を作ってくれと言われたらしいんですけど、勝手にこのようなフェンダーに合うピックアップにしちゃったんですね。ハムなんだけどちゃんとテレキャスの音がするという何とも不思議でまたそこが気に入ってしまったわけですが。

それからネックは抜群に好みです。
72年のストラトに良く似た感じで少し厚みがあります。
これ以降の70年代はどんどん細くなってあまり好きじゃないです。

歪みも悪くないですが圧倒的にクリントーンがいい感じです。

リヤで歪ますと初期のツェッペリンみたいな音にもなります。
それはそれで嫌いではない私です。