ギター放浪記(ワールド)リニューアル!!

還暦オヤジの海外での飛入りセッション体験やら ギター、エフェクター等の試し弾きなんぞをテーマにしたブログです。

究極の1本を探してその①/1本目

一昨年の10月頃のこと、
それまでずっとメインで使っていて特に何の不満もなかったG_sevenの
ストラトが急にしっくりこなくなった。
音も元気が無く、なんか弾きにくい。
リペアに出したが、多少弾き安くはなったが音に関しては全然ダメで、
しっくりこなさ度は相変わらず。
そういえば、ジャムセッションで一時的に人に貸す時すごく弾き難いですよ、
と言って渡していたのを思い出したからどのみち決して弾きやすいギターではなかったのだろう、音がまぁまぁだったので納得していただけだった。
結局手放してしまったので原因は分からないが、今思うと悪い
ギターではなかったし、調整次第ではそれなりの音もしたと思う。
でも、まあ、今のストラトを超えることはないと断言できるから
手元にあったとしても多分使っていないだろう。

これが、何年ぶりかでライブをやるちょっと前、
結局ライブ本番ではサブの30年以上前にヤマハでオーダーした
ストラトを使用した。
当時、この2本しか持ってなかった。
あの頃はずっと2本あれば十分と考えていたし、
アレコレ持つ必要性も欲求もなかった。
それがライブが終わって直後から、なんか違う感が半端なくて、
ならば、コレだ!と思うギターを探すしかない。
ここから、究極の1本を探して、さまよい、多くのギターを
取っ替え引っ替えし、そして多くの授業料を払うことになるのだが、
この時にはそういう事になるとは思っていない。

しかし、自分が望むギターとはどのようなものなのか
当時は全く分かっていなかったと言っていい。
そして、結論からいうと究極の1本に絞るのは無理だった。

まず、思ったのは、ストラトがすごく弾きにくく感じていたので、
弾きやすいギターが欲しいと思っていた。
たまにギブソンの335とか持たせてもらったりすると
すごく弾きやすく感じたし、出がそもそもロックなんだから
やっぱ、ギブソン系いかないとダメだ、とか思ったわけだ。
でも具体的にコレというイメージはわいてこない。
で最初の1本はなんだったかというと、ギブソンでもなんでもない、
ヤマハのFSX」
というバイクみたいな名前の、白に金のペグ、ブリッジ
という、似合うのはアルフィーの高見沢ぐらいだろうという
ギターを怪しい中古ギター屋で3万5千円で買ってしまった。
今だったらお金を貰ってもいらないギターだ。
なんで買ってしまったのか自分でも謎である。
お披露目がブルースセッションだったように記憶しているが
いやぁ浮くなんてもんじゃなかった。
まあ、ギターのことを何もわかっちゃいなかったというしかない。
試奏の時は良い音に聴こえたのだが、アンサンブルで弾くと
ダメだった。この先ずっとこれの繰り返し。
なので、試奏だけでもまず外さないようにはなった今でも、
本当に良い音が出るのかこの最後のところは
アンサンブルでやってみるまで安心出来ない。
ああそれからこのギター、バカ重だった。
この先しばらくは重さにはこだわってなかったが今では
重量は選ぶ上でかなり重要な位置を占めている。
というわけでこのギターは2週間ぐらいで
買った店に引き取ってもらった。
ギター探しの旅、1本目はヤマハのFSXでした。

つづく