ギター放浪記(ワールド)リニューアル!!

還暦オヤジの海外での飛入りセッション体験やら ギター、エフェクター等の試し弾きなんぞをテーマにしたブログです。

バンコクで飛び入りセッション!その2/動機タイミングの話

さて、今回は前々回の記事バンコクセッションの続きで、そもそも何故バンコク?その理由とか動機的なものを書くことにしました。

ギターを担いで世界中を周って現地のミュージシャンとセッションをしたいという思いがずっとあって、その思いを現実に形にしだしたのは2016年の7月ですから、今から3年以上前の事になります。

とにかく、60歳になってしまったというインパクトは大きかったですね。それも感覚的にあっという間だったので、本当に天国への階段を昇らない内に色々やりたいことをやろうという思いは強く、どちらかというと危機意識的な思いと言ってもいいと思います。

私は基本お金も仕事も人生に含まれるものですから、優先順位は人生が先だと思ってます。豊かに幸せに生きることが最優先ということです。「豊か」は精神的にという意味。
お金と仕事と家族、これ等は生きて行く上で最も重要な要素であり、先に書いた通り豊かに幸せに生きる為に必要なものであることも間違いありません。
しかし、これ等がしがらみとなって自由を制限するのも事実です。
自由を手に入れるには、ある程度それ等のしがらみから解放される必要があります。
自由の量とそれ等のしがらみはトレードオフの関係であるとも言えます。

私は物事にはタイミングがあると思ってます。自分の時間など無く、遮二無二働いて子育てをしなければいけない時期もありました。しかし、そのような時期を経てこのような自由を許してくれるタイミングが丁度60歳で訪れたと思うのです。
子供も独立して、両親も既にいないということだけでも随分肩の荷の重さが違います。仕事も55歳で最前線からは外れ60歳できっちりリタイヤ出来ました。
こう書くと悠々自適のリタイヤかと思われるかもしれませんが、先の不安が無いほどの蓄えがあるわけではないです。
ただ、先のことばかり考えて自分のやりたい事を犠牲にして、お金を稼ぐ為にだけ働き続けることにはどうしても抵抗がありました。
自分がやりたいと思ったことがやれるという環境が手に入ったのなら、やらない手はないと思ったのです。
そうやって納得してやるのだから、その先孤独死だろうが、野垂れ死が待っていうようが、それもまた納得出来ると思ったのです。
この考えが基本としてあるから不安そっちのけで行動出来たのですけどね。
(実は、今年ベトナムで病気になって2週間程寝込みまして、その時感じたのは、野垂れ死はなかなか難しいということでした。この辺の事はまた別の機会にでも書きます)

そんな訳で、最初のうちは仕事から解放されたのもあり、イケイケな気持ちでしたから、1年位かけて世界中周ってみようと思いました。ただ国から国に渡り歩くなんて経験もありませんし、長期滞在も、短期の普通の海外旅行でさえ経験がそうあるわけでもなかったし、また長期となると準備も大変ですから、その辺冷静になって考えて結局最終的に半月になってしまいました。まあ、ビビったといえばそういう面も否定出来ませんけどね。

とりあえずはリハーサルと考えて、何となく敷居も低いし物価も安いアジアにしました。タイのバンコクシンガポールインドネシアのバリを目的地にしました。最低、他国から他国への移動は経験しておこうと思ったのです。勿論、一番の目的は現地でのセッションです。バンコクシンガポールは、ネット、YouTubeなどで調べてみると、音楽も盛んでかなりレベルも高い様子が伺えたので期待値も上がりました。またバリには何度も行っており、実は唯一セッションを体験した場所でもあったので加えてみました。

というわけでこの私的ワールドセッションツアー最初の地バンコクに降り立ったのです。

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バラして持って行きました。

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